サロン・ド・芦屋 「積翠庵」 の茶懐石料理教室のレッスン風景をつづります。
お客様をおもてなしする日。
ご来宅の予定時間から逆算して、段取りを始める。室内の清掃は私、しつらえと外回りの清掃は夫の担当。庭の花々で、あちらこちらと装飾。これがまたさりげなく可憐で美しい。いつもながらに夫の美意識に感心。
今日は久々に心躍る。
4年振りにお会いする夫の従姉。そして初めてお会いするお嬢様。
ゆっくりと一緒に会食を楽しみたいので、準備万端に整える。
頃合いを見て、駅に出迎え。御茶請けの葛饅頭も買ったし、料理は帰ってから盛り付けるだけ。我ながら、自分の仕事ぶりに感心。
さあ、ご挨拶も済んでそれではお食事と致しましょう。
献立は・胡麻豆腐、ジュンサイ、山葵 ・焼き穴子と揚げ茄子の炊合せ
・牛ロース肉のしゃぶしゃぶ、胡麻ダレ ・散し寿司(さばキズシ、車海老、焼き穴子、椎茸旨煮、錦糸卵) ゆっくりとお楽しみ・・のはずが。
先付けを盛り付けてお出しした頃に、自室で先に食していた息子が血相を変えて伝達に・・。「塩加減が凄い、寿司飯が海水で炊いてる様にからい」「エ~~、な、何っですって~・・」一口味見してみると、うっ!!
そう言えば、胡麻豆腐もいつもよりはショッパイ。なぜ?
原因は(犯人は)この秤・・。普段の料理中は、ほとんど味見をしません。大体どのような味かは判ります。匙加減と摘み方で・・。それが今日、
ない事に、念には念をと、何と秤の計量に頼ってしまった。確かに途中で、おやっ??と怪訝に思った事はあったが、しかしまさかまさか、この秤がこんなにも狂っていたなんて。
少々パニック。すると息子が「ご飯はだめだけど、具は使える。何かすぐに出来る物に変えたら」と有難い助言。そうだ、温麺!!急遽麺を茹でて盛り付けを。でも、急拵えは、なぜか気が退けます。私とした事が、信じられないこんな失態。“慢心”としか言いようがない。猛省。
当然、寿司飯は廃棄。なんて罰当たりな勿体ない事。
そして、当然、秤も廃棄!!新品を購入しなければ。
そうそう、思い出しました。今は亡き私の先生が「普段に失敗を学んでおかなければ、ここ一番の時の失敗に泣きを見る」と仰っていた事を・・。
有難いお言葉でした。
味見のし過ぎは、却って味を狂わせますが、適度な確認は必要でした。
(お知らせ)
6月より、開催日設定、及び参加の申し込み方法を変更いたします。
詳しくは、月末にお知らせ致します。
PR
この記事にコメントする